システム同定
System Identification
制御工学コース 第3年次 後学期 選択 2単位
担当教官名 古谷 忠義
平成11年4月20日更新
- 目的
制御工学で用いられる数学モデルについてその構成法とシミュレーションについて基本的な事柄を講述する。
とくに数学モデルの対応関係、モデル作成の手順、
シミュレーションのためのモデル作成に重点を置き、
数学モデルを理解させることとする。
- 授業計画
- アナログとディジタルの考え方
- シミュレーションの目的
- 並列演算とシーケンシャル演算 −将来の計算機
- 次元とスケーリング −シミュレーションの基本
- 離散時間表現と数学モデル
- エネルギー収支、物質収支(一般化変数)
- システム同定と数学モデル
- 評価方法
講義中の演習、リポートの提出、講義中の質問、等 |
20% |
出席日数、講義期間中の試験、等 |
30% |
試験期間中の試験成績 |
50% |
- 履修上の注意事項
講義中に講述する内容を理解すること。
とくに内容が多岐にわたるので教科書を指定していない。
制御工学にとって重要な内容であり、単位数に関係なく、
受講することを望む。
- 教科書・参考書(教科書:なし、参考書:1〜4)
- 中溝:信号解析とシステム同定、コロナ社
- 薦田、大川:システムのモデリングとシミュレーション、計測自動制御学会
- 大成:シミュレーション工学、オーム社
- Ljung, Glad : Modeling of Dynamic Systems, Prentice Hall