最適化論
Optimization
制御工学コース 第3年次 後学期 選択 2単位
担当教官名 小林 敏弘
平成11年4月20日更新
- 目的
工学における設計問題で必要となる各種最適化手法の基本理念を教授する。
まず、微分の一般的定義を与え、極値の条件を示す。
それをもとに、等式拘束条件付問題、不等式拘束条件付問題へと言及する。
対象としては、通常の関数の極値問題のみならず、
変分法、最適制御問題等の汎関数の極値問題も取り扱う。
- 授業計画
- 微分の一般化と勾配関数
- 極値の条件
- 変分法I
- 変分法II
- 等式拘束条件付問題
- 最小エネルギー問題T
- 随伴変数による解法
- 最適レギュレータ問題
- 最小原理
- 不等式拘束条件付問題T
- 不等式拘束条件付問題U
- 最小エネルギー問題U
- 最適化における数値計算手法
- 評価方法
期末試験結果と各回の演習の結果を総合して評価する。
- 履修上の注意事項
本講義が十分理解できるためには、
「制御系構成論T」の科目を修得していることが望ましい。
- 教科書・参考書(教科書:1、参考書:2、3)
- 特になし
- 近藤 次郎:最適化法(コロナ社)
- 熊田 禎宣・木谷 忍:計画のための最適化数学(井上書院)