制御工学演習X

Control Engineering Seminar V
制御工学コース  第3年次  後学期  選択必修  2単位
担当教官名 大屋 勝敬

平成11年4月20日更新


  1. 目的
  2. 時間領域での種々の制御系解析手法と制御系設計法との関係を深く理解させるために、 これらに関する演習を行う。


  3. 授業計画
  4. 以下に示す項目に関する演習を行い、毎週レポートを提出させる。
    1. 2次形式表現と正定、準正定行列
    2. ベクトルノルムとその性質
    3. 行列ノルムとその性質
    4. リヤプノフ方程式と正定解の存在条件
    5. リッカチ方程式と正定解の存在条件
    6. リヤプノフの安定性の定義と意味
    7. リヤプノフの安定判別法
    8. 実際安定性の定義と安定性の解析法
    9. 安定化制御系の設計法T(線形系)
    10. 安定化制御系の設計法U(非線形系)
    11. 外乱抑制制御系の設計法
    12. 外乱抑制制御系の評価法
    13. 外乱抑制制御系の制御性能改善法


  5. 評価方法
  6. レポートの結果を用いて評価する。


  7. 履修上の注意事項
    1. 本講義が十分理解できるためには、 「制御系解析」、 「制御系構成論T」 の科目を修得していることが望ましい。
    2. 本講義では 「制御系構成論U」 で講義する内容に関連した演習を行うので、合わせて履習すること。


  8. 教科書・参考書(教科書:1、参考書:2、3)
    1. 特になし
    2. 児玉 慎三・須田 信英:システム制御のためのマトリクス理論 (計測自動制御学会)
    3. J.ラ サール・S.レフシェッツ:リヤプノフの方法による安定性理論 (産業図書)


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